耳成山付近の歌碑(H15.5.22)

 耳成山付近で見かけた歌碑をご紹介します。

1.耳成の池し恨めし2.耳成の山のくちなし3.うち渡す竹田の原に

 これらの歌碑に刻まれている歌は次の通りです。

 1.「耳成の池し恨めし吾妹子が来つつ潜かば水は涸れなむ」(万葉集16−3788)石井庄司氏揮毫

 2.「耳成の山のくちなし得てしがなおもひの色のしたぞめにせむ」(古今集19−1026)

 3.「うち渡す竹田の原に鳴く鶴の間なく時なし我が恋ふらくは」(万葉集4−760)

 1と2は、耳成山のすぐ南にある池の畔に立っています。1の写真で歌碑の右向こう側に写っている人は、その池で釣りをしています。撮影日時は5月16日の午前11時20分台です。

 3は、耳成山の北東、東竹田町で寺川に架かる橋(竹田の原橋)にはめ込まれています。たまたまここを走っていて見かけました。歌碑と言えますかどうか、ちょっと微妙ですが……。歌碑の歌は、大伴坂上郎女が、竹田の庄から娘の大嬢に贈った歌です。撮影日時は同日の午後0時20分台です。