浜離宮庭園（H14.3.15）

　浜離宮庭園（お浜御殿）は、東京都中央区の東京湾岸、築地市場の近くにあります。

　この地に初めて屋敷を建てたのは、四代将軍家綱の弟、甲府宰相綱重でした。五代将軍綱吉の後、綱重の子の綱豊が六代将軍となる（名は家宣と改める）に及び、この屋敷は将軍家のものとなりました。

　以来、歴代将軍によって幾度かの造園、改修工事が行なわれ、十一代将軍家斉の時に、ほぼ現在の姿の庭園になったということです。

　明治維新でこの庭園は皇室の離宮となり、さらに、太平洋戦争終了後、東京都のものになりました。

　庭園内には、都内では唯一の、海水を引き入れた池があり、潮の干満により、池の趣が変わるということです。

　地下鉄大江戸線「築地市場」下車、徒歩７分。ＪＲおよび地下鉄「新橋」下車、徒歩15分です。入場料は大人３００円となっています。

　下の写真は、３月１０日の午後２時前後に撮影しました。

　左上の「三百年の松」は、宝永六年（１７０９）、六代将軍家宣がこの庭園を大改修した時に植えられた松であると伝えられています。右下の鴨（かな？）は、人を全く怖がりません。１ｍ位近くに人が何人もいるのに、平然と毛繕いをしていました。大物です。

三百年の松	菜の花畑
白木蓮	鴨かな？　鴨かも