ツツジ科の落葉または常緑の低木。
早春から初夏に、枝先に一重の五弁花が咲き、花色は赤、白、淡紅色など多彩。園芸品種は５００以上。
万葉集では、９例。柿本人麻呂歌集、高橋連虫麻呂の作などにみられます。「つつじ」と詠まれた例はなく、「つつじ花」３例、「白つつじ」３例、「岩つつじ」２例、「丹つつじ」１例となっています。女性の美しさの譬えなどとして詠み込まれていますが、庭のツツジを詠んだ例はなく、海辺、道、山などのツツジが詠まれており、自然の中に野生のままに咲くツツジを見て、寄せる思いを詠んだことが分かります。
