「書くことの文学」研究会（H10.12.6）
１１月２９日の日曜日に東京都目白の学習院大学で「書くことの文学」の第３回目の研究会があり、行って来ました。研究発表は３本で、佐佐木隆氏の「『萬葉集』の表記―返読の形式―」、工藤力男氏の「古事記は人麻呂歌集に後れたか―日本語表記史をめぐる西條論文との対話―」、沖森卓也氏「七世紀以前の文字表記―天武朝を中心に―」という内容でした。それぞれに興味深く、また刺激的な内容で、大変に有意義でした。
この「書くことの文学」研究会というのは、上代文学会の分科会のような性格の研究会で、期間限定、回数も４回の予定です。１回目は７月に札幌の藤女子大学であり、２回目は９月に神戸の甲南大学、３回目が今回、そして、４回目は来年の３月２７日に名古屋の愛知県立大学で開催される予定です。