四天王寺（H14.11.4）

　聖徳太子ゆかりの、大阪の四天王寺です。

　中心伽藍は、南から、中門・五重塔・金堂・講堂が一直線に並び、それらを回廊が取り囲むという四天王寺式の伽藍配置です。これらの伽藍は何度も焼失や倒壊を繰り返し、最近では昭和２０年に焼失し、昭和３０年代に再建されました。これが現在の伽藍です。場所が市街地のため、建築基準法で木造での復原が認められず、やむなく鉄筋コンクリートによる再建となったとのことです。

　中心伽藍の東には、聖霊院があります。聖霊院は、南に太子殿、北に奥殿という配置です。聖霊院の西の門は猫之門と呼ばれています。なぜ猫之門なのかと思い、屋根の下を覗いてみたら、猫の彫刻がありました。

　中心伽藍の西には西大門があり、さらにその西に石の鳥居があります。この石鳥居は鎌倉時代のものだそうで、重要文化財に指定されています。そこにかかる額には「釈迦如来　転法輪所　当極楽土　東門中心」の文字があります。

　撮影は、１１月２日の午前１０時台〜１１時台です。

南大門から中門と五重塔とを望む	五重塔と金堂
中門西側の仁王	中門東側の仁王
聖霊院・奥殿	聖霊院・太子殿
猫之門	猫之門の猫
西の石鳥居	石鳥居の額