武井廃寺塔跡（H19.11.23）
国の史跡で、桐生市新里町武井にあります。中央に穴のある加工石を塔の心礎と見て、ここに古代の寺院があったとされ、「武井廃寺塔跡」の名で昭和１６年に国指定史跡になりました。
しかし、この地は台地の尾根上にあって、かなりの傾斜地であることや、他の礎石が全く発見されないことから、疑問視されてきました。
昭和４４年、整備に伴う発掘調査で、八角形の石積の墳丘が発見されたことで、現在は奈良時代の火葬墳墓と考える説が有力になっています。
もしそうだとすれば、中央の穴に火葬骨を埋葬したのでしょう。
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