時局三吟の冊子（H19.2.23）
東京都在住の中島悠子様からお便りを戴きました。
中島さんのお祖父様・お父様がフランス文学者の市原豊太氏とお親しかったそうで、中島さんもお小さい頃から市原氏をよくご存知だったそうです。
そういうことで、中島さんが市原豊太氏のことをネットで検索なさっている過程で、当ＨＰに昔（平成１３年１０月です）掲載した「時局三吟」を見つけてくださり、それを亡きお父様のご友人にもお見せしたところ、何人かの同窓生にも配りたいということになり、中島さんが手作りで冊子を１８部お作りになったとのことです。そのうちの１部を私にもお送りくださったのです。
ありがたいことです。
私がＨＰに掲載したのは、もとをただせば、昭和４７〜５０年頃に、目白の大学の国文学研究室に貼ってあったのを、私がコピーさせて貰い（湿式コピーでした）、それが、平成１３年に自宅を掃除した時に発掘されたのでした。そのままにしてしまうのは惜しいと思い（湿式コピーなので既に字が消えかかっていました）、ＨＰに掲載したのでしたが、それから５年半を経て、このような形でまた他の方々の目に触れることになりました。
目白の国文研究室に貼ってあった印刷物は、「時局三吟」のメンバーのお一人でいらっしゃる五味智英先生が持ち込まれたものと思います。今回のことは、五味先生が生きていらしたら、是非ご報告申し上げたいことでした。それが叶わず、なんとも残念です。
さて、このページを掲載して１年近く後、中島様はこの冊子を増刷され、新版には市原豊太氏との思い出を記されたあとがきが付きました。中島様からこの新版も戴きましたので、そのあとがきをご紹介します。
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